アム・プロモーション
特集記事は「ふりかえれば、ミュージアム 〜それぞれの30、20、10、6、1周年」。
博物館と一口に言っても、設立時期によって姿勢も取り組みも違うのは当たり前。
それぞれの館がどのような背景の基に成立し、どういう年月をたどってきたか、を振り返るというのはなかなかにおもしろい読み物でした。
みんぱくがようやく30年。
琵琶湖博もやっと10年。
第3世代の博物館、もしくは体験型などと呼ばれる博物館の歴史も、まだまだこんなもの。
これを長いと思うか短いと思うかは意見が分かれるところだと思いますが、1周年を迎えた長崎歴史文化博物館の記事を読むと、確実に博物館側の意識が変わってきていることを実感します。
ある意味、この時期に当たったからこそ、博物館学を専攻する気になったのだ、とも思いました。
大学時代には全然意識してませんでしたが、離れてみて分かることというのもあるのだな、と、月並みながら思います。
もひとつ、巻頭の特集となっている「子どもたちにCAMP!」。
こうしたワークショップがあるということに、少しだけ感動した。
民間からこうした事業が興るのはある種必然とも言えるけれど、官がここに追いつくにはどれだけ必要なのか。まぁ、いちいち棲み分けを意識する必要がなくなるくらい、お互いが連携して良いところを補い合えるようになれば最高なんですけど。