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作・演出:松井周 / サンプル

兄夫婦と弟は同じ家に住んでいる。
妻への不信感から兄は弟に「妻と二人きりで一泊してきてほしい」と願い出る。
そして、その間に起きたことを逐一報告するようにと。
夏目漱石の『行人』のシチュエーションを借りて、変化していく三角関係の行き着く果てを描く。
劇団四季

海底の世界に住む人魚のアリエルは18歳―
海の王トリトンの末娘で、地上の世界に憧れている。

好奇心旺盛な彼女は、今日も幼なじみの魚、フランダーを連れて冒険へと出かけていく。

ある日、アリエルは航海中の船へ近付き、そこで人間の王子エリックを見つける。たちまち恋に落ちてしまったアリエル。しかし、船は彼女の目の前で嵐に襲われ沈没し、エリックは海に投げ出されてしまう。

溺れたエリックを抱え、必死に水面に向かうアリエル。浜辺まで運ぶと、歌を口ずさみながら介抱をする。
朦朧としながらもアリエルの美しい歌声が脳裏に焼き付いたエリック。
自分を救ったその声に惹かれ、声の持ち主である女性を必ず見つけると心に決める。
一方アリエルも、父トリトンの警告をよそに、地上への憧れとエリックへの恋心をますます募らせていく。
そんな彼女に目を付けたのは、海の魔女――アースラだった。

アースラはアリエルに、「その美しい声と引き換えに、3日間だけ人間の姿に変えてやろう。この間にエリックとキスを交わすことができれば、一生人間のままでいられる」という話を持ち掛ける。ただし、それが果たせぬ場合は、アリエルの魂はアースラのものになるという…。悩み戸惑うアリエルをアースラは言葉巧みに誘惑し、遂に契約書にサインをさせる。そして、アリエルの尾ひれは人間の足へと変わり、彼女は憧れ続けた陸の世界に向かうのだった。

実はアースラは、海の王トリトンの姉であった。自分を王宮から追放した弟を恨み続けていたのである。弟の愛娘アリエルの恋心を利用して、海の王の力を奪おうと企んだのだ。

何も知らないアリエル。ようやく人間の世界に辿り着き、エリックの王宮に招かれたものの、声を奪われた彼女は、自分がエリックを救い、彼が憧れる声の持ち主であることを伝えることかできない。

アースラとの契約の期限は刻々と迫ってくる。果たして彼女の愛の結末は…。
作:ひょうた 演出:中津留章仁

大好きな映画配給会社への再就職が決まったアラフォーの独身女性。
そんなある日、付き合っている彼からプロポーズを受ける。
仕事と恋愛、そして人生と格闘する一人の女性。
木村多江が仕事と恋愛の狭間に揺れる等身大の女性を演じます。
作:木場球 演出:新津孝太 / 劇団ジョキャニーニャ

大学院生は、就職活動に悩んでいた。もう、6月だというのにまだリクナビにエントリーすらしていない。
研究もうまくいっておらず、実験は失敗続き。遅刻続きでバイトもクビになってしまった。あんまり仲良くない姉にお金を借りに行かなければならない。できれば避けたいが、昨日から何も食べていない。姉の旦那さんは、カフェをやっているので、ご飯ぐらいなら食べさせてくれるかもしれない。そうこう思っているうちに、携帯がなった。

時同じくして、「椅子」は風呂に入って、たばこをふかしていた。
退屈だ。毎日、パチンコに行っているが、全然当たらない。昨日は、台を蹴飛ばして、店から追い出されてしまった。
ちくしょうあの店員、腹が立つ。「椅子」の携帯がなった。雇い主からの久しぶりの指令だった。
「椅子」は仕事道具のナイフを取り出すと、空を切ってみた。体は鈍っていないようだ。

―2人のクズが出会うとき、物語は動き始める。
(あらすじは変更されます)
作・演出:新津孝太 / 劇団ジョキャニーニャ

加茂実。地方の零細部品メーカーに勤める36歳。
同僚から言わせれば「何だかぱっとしない」が代名詞の彼だが
半年前から付き合い始めた彼女がいた。
彼は彼女が大好きだった。
しかし、ある日加茂は偶然ラーメン屋で彼女が他の男と一緒にいるところを目撃する。
悶々とする加茂だが、翌日会社に行くと昨日彼女の隣にいた男が何食わぬ顔で…。
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