原作:石ノ森章太郎 漫画;村枝賢一 / 講談社

仮面ライダー・ゼクロス・バダンの大決戦、始まる!!
仮面ライダーがこんなにかっこいいだなんて、思いもしませんでした。
身体を改造され生身の身体を失おうと、正義の意志だけは失わなかった9人の男達。
彼らはどんなに傷ついてもどんなに絶望的な状態でも、立ち上がり続けます。
人のため立ち上がるその力こそ、仮面ライダーの仮面ライダーたる所以なのです。
物語も盛り上がってきましたが、ゼクロスの位置づけが微妙で気になるところ。
純粋な“正義の味方”ではないものの、普段は全く善良な青年で。復讐心にかられ、我を忘れてしまわなければ、ねぇ……“10人目”と呼べるんだろうけど。
そういう青い、精神的に未熟なライダーというのも新鮮でいいものですが。