天野こずえ / マッグガーデン

長かった冬が終わりを告げ、AQUAにも春が訪れました。灯里たちの<水先案内人>修行もますますのびのび。
ふわー。前巻のところにも書きましたが、7巻ですって。信じられない。よくぞここまで、という思いが拭えません。
と思っていたら、アニメ化ですってよ。
正直、やめてくれよって感じです。メディアミックスが当たり前の昨今、これは仕方ないとは思いますけどね……。はぁ。あの繊細さをアニメーションで表現できるとは到底思えないです。なんだかなぁ。ま、見ないからいいんだけど。
っつーか、マッグガーデン嫌いなんですよ。正直。商業主義丸出しなところが感に障ります。なに新装版って。そういうところにばっかり力入れてんじゃねえよ。ちょっときれいめなカバー書き下ろさせればまた売れるって? それでちょっとしたおまけつけて限定版? くわー、○■△@×……
まったく、今回もうれし恥ずかしなお話ばかりでサイコーでした。
やべー。ふるふるふるえてしまいます。
ちょっと泣きそう。
今回ではNavigation32「停電」がたまりません。
お話の流れやテーマはこのマンガの中で何度も繰り返し語られているもので、このマンガの一番根底に流れているテーマだと思います。
でも、それを改めて描いても輝きを失わない。そこに、天野こずえの非凡なる才を感じます。気恥ずかしいもの、うつくしいもの、を描かせたら、この人の右に出る人はいませんね。