監督:堤幸彦
2006年/日本

29年前。謎のサイレンの音とともに全住民消失事件が発生した夜美島。一夜にして無人島化するという、この未曾有の怪事件から29年が経ち、現在平静を取り戻した夜美島に引っ越してきた少女が、サイレンの音とともに出現する数々の謎に翻弄されながら予測不能な怪異に巻き込まれていく……。
堤幸彦が監督ということで、ちょっと期待していたのですが、激しく期待はずれ。
つまんねー。
脇を固める役者陣が個人的にめっちゃ好みだった、という印象しか残りませんでした。
森本レオ、嶋田久作、松尾スズキ、そして西田尚美に高橋真唯。
いやぁ、良かったなぁ。
特に西田尚美。なんであんなかわいらしい笑顔が不気味に見えるんだ。表情と口調の微妙な不一致感だけで、あそこまで表現できるものなのだなぁ。
ストーリーなんてあるようでまったくなく、伏線を張るだけ張ってまったく回収しない。
なんですか、あの取って付けたような謎解き。
途中まではそれなりに良かったのになぁ。サイレンとセイレーン、そこから人魚伝説へ至り……というのはなかなかおもしろいと思ったんですが。
いらないじゃん、それ。活かされてないし。まったく。
映画の日に見に行って良かった。
サイレン
http://www.siren-movie.com/index.html