忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

監督:マーク・フォスター
2004年/アメリカ・イギリス
neverland.jpg
ピーター、そこは夢がかなう場所なんだ。
信じれば、必ず行ける。


子供のような純真さを失わないバリ。ただ四人の子供たちと遊ぶことが楽しいだけの彼なのに、妻も少年たちの祖母も周りの人間もそうは思わない。
純粋であること、純真であることは簡単です。だって、人間生まれたときは純粋で純真なものです。難しいのは、それを持ち続けること。それを失わないでいられること。

病床のシルヴィアに、バリが仕掛けた<ネバーランド>。どこまでが真実でどこからが虚構なのか、考えるだけ野暮というものではありますが、あのシーンを見てかなり泣いてしまいました。
シルヴィアはきっととても幸福に逝ったんだと思います。バリがいて、子供たちがいて、なにも案ずることなく安らかに。

寺山修司の言葉に、「どんな鳥だって想像力より高く飛ぶことはできないだろう」というのがありますが、まさにこの作品はそれを体現していました。
想像力を失ってしまうことこそ、もっとも貧しい人間への第一歩です。


ネバーランド
http://www.neverland-movie.jp/
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
PR
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
Copyright ©   input   All Rights Reserved
Design by MMIT simple_plain Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]