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監督:ラース・フォン・トリアー
2005年/デンマーク

「こんな町さえなければ、世界はもう少しましになるわ」美しき救世主があらわれ、そして自由が消えた『ドッグヴィル』に続く、ラース・フォン・トリアー「アメリカ三部作」第二弾!今度の舞台は、1933年アメリカ南部の大農園、マンダレイ。グレースが訪れたその農園は、奴隷制が根強く残る閉ざされた世界だった…。

あらすじにもある通り、これは、ラース・フォン・トリアーによるアメリカ三部作と呼ばれる作品群の第二弾らしいです。
第一弾の『ドッグヴィル』を未見なのですが、そんなことはまったく関係なく、この『マンダレイ』を楽しむことができました。

まず驚くのは、この作品の形態でしょう。
舞台ですよ。これ。舞台で演じられる作品を、映画の手法で撮りきった、という、もう、すでにその時点で異例の作品。

言葉を尽くすのは、この作品に対して失礼に当たるのだろうな、と思います。
これは、見てもらわないと。
見ないと駄目だ。
そして、考えないと。感想や論評なんかじゃ、確実に本質を見失う。

アメリカ批判なのか、民主主義に対する問いかけなのか、史実なのか、寓話なのか、ああ、もう、それのどれもが的確で、どれもが激しく見当違い。

この作品を見たことで産まれた、胸に去来した虚しさを、ぽっかりと口を開いたはいいが、何者をも吸い込もうとしないこの穴を、僕は、抱えていく。ずっと。



マンダレイ
http://www.manderlay.jp/
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