ご存じ『踊る大捜査線』シリーズから派生した作品です。
前作の『交渉人 真下正義』はレンタルでいいやと思って見なかったんですが、今回はギバちゃんが見たくて。哀川翔も出てますしね。
出来は、うん、まぁ、予想通り。
分かりやすいキャラクター、展開、対立、反感、そして共感。
これは別に『踊る〜』に限りはしないのですが、権力を上手く挟みこみ、頂点と底辺を上手いこと並べて見せた上でしっかり上に反感を抱かせ、下に共感を抱かせる。この構図、本当にお得意ですね。
いまさらといえばいまさらすぎて、特に感動もくそもないのですが、分かっていても楽しめる力を持つのが王道。それなりに楽しめました。
そしてタイトルを見れば一目瞭然なのですが、これは、“室井慎次”だから見れた作品でした。キャラクター小説ならぬ、キャラクター映画。
やっぱりこれもビデオで良かったかな。
容疑者 室井慎次
http://www.odoru-legend.com/suspect/