オムニバス、というとちょっと違うかな。
同じ列車に乗り合わせた人々のそれぞれの物語。物語といっても、まともに交差しあうわけじゃなくて。独立したお話です。
二つ目、キアロスタミのお話が一番好きでした。
全体を通して理不尽さというものが真ん中を貫いている作品だったと思いますが、それが特に顕著で、見ていて一番ハラハラさせられたし、最後はどういう風にしめるのかな? と楽しみで仕方なかった。
そして、あの終わり方は実にいい。
一人では抱えきれない大荷物の側で呆然と列車を見送るおばさん。青年は出てこない。
実にシンプル且つストレート。
あと二つもよかったです。
ただ、ケン・ローチのあの最後はどうなの? とちょっと呆気にとられました。
そんなものなの、サッカーファンって。
明日へのチケット
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