監督:土井裕泰
2006年/日本

いつか自分の飲食店を出すという夢を持ち、ひたむきに生きる新垣洋太郎。そんなある日、洋太郎が誰よりも大切にしている妹のカオルが高校に入学し、オバァと暮らす島を離れ、本当にやってきた。洋太郎が8歳の頃、母・光江の再婚によって洋太郎の妹になったカオル。だが、義父は姿を消し、母も幼い兄妹を残して天国に旅立ってしまった。以来、洋太郎は「カオルはひとりぼっち、どんなことがあっても守ってあげるのよ」との母の遺言を胸に生きてきたのだ。
ふたりっきりの兄妹の切なくも儚い小さな歴史が始まった…。