藤田和日郎 / 小学館

衛星軌道上に陣取るフェイスレスを追い詰めるべく、スペースシャトルを遥かシベリアの発射場へ輸送せよ!!
ああん、とうとうからくりサーカスもクライマックスですよ。
あとたった一冊で終わるのかが心配。
ううう、どうなってしまうんだろう。
それにしても、鳴海はしろがねのことを思い出して、その上で冷たく当たってたんだなぁ。
も、 「記憶なんざ悲しいだけだぜ」 がひどく深く突き刺さる。
でも、そのあとの 「いつかまた私と出会ってくださいね」 があるおかげで救われる。少なくとも読み手は救われるけれど、ああ、鳴海は、しろがねは救われるのだろうか?
しろがねの笑顔がまぶしすぎて、鳴海の顔が痛すぎて。
直視に耐えられない。
どんな結末が待っているのか、はやく読みたいような読みたくないような。
泣いても笑っても次で終わりなんですね。