原作:小野不由美 漫画:いなだ志穂 / 講談社

ナルを欠いたまま調査を続けるSPR。憑依された吉見家の人たちを除霊し、一度は落ち着いたように見えたが…。ふくらむ悪意は、ついに第一の犠牲者を出してしまう!! 麻衣たちはナルを、吉見家を、救えるの──?
あー、待ちに待った「呪いの家」の続き。随分待ったような気もしましたが、2年半しか経っていなかったことにちょっと驚いた。もう4年くらい待ってたような気がするよ。それだけ心待ちにしていたということなんでしょうかね。
お話自体は大好き、いなださんの絵も大好きなのですが……がんばって収めてみました、的な感じが強いです。圧縮されすぎのような……ううん、もうちょっと詳しく描いて欲しかったなぁ。六部殺しとか、マレビトとか。
肝心要の部分があっさり流されてしまって、ちょっと残念。
それに、安原少年がようやく登場したのに活躍が少ないよ……。
真砂子と麻衣のやりとりがいい。
ていうか、つんと取り澄ましてるより、ずっとずっとかわいいよ真砂子。年相応の少女なのだなぁ、と改めて思いました。
あぁ、ひさしぶりにこの世界に触れたら、「悪霊シリーズ」が読みたくてたまらなくなってきました。でもまだ未読の本の山がたっぷりとあるし……。あぁ、時間が欲しい。