フラワー・オブ・ライフ 3

よしながふみ　／　新書館

その日。
世間はクリスマス。春太郎とクラスメイトたちはパーティで大盛り上がり！！！！！
───な予定だったが。
分担したツリー係も、ケーキ係も、BGM係も、みんなが準備に失敗。
青ざめる生徒たちと同じ聖夜の空の下、担任・滋は揺れていた。
不倫相手の同僚・小柳と、生徒で究極オタク・真島との間で。
迫るクリスマス───…！！
どーする！？　どーする！！？　オレ＆私たち！！！？

んとに、うまいなぁ。
コマ割りやフキダシの位置とか、すごく地味でぶち抜きとかも全然ないのに、この人の漫画はとても効果的に演出されている感じがする。ていうか実際されている。うーん、画面割りとか文字の挿入具合が絶妙なんだなぁ。

メインのクリスマス話ですが、まぁ、人生万事塞翁が馬っつーことで、なにが良くてなにが悪いのかなんて一概に言えたもんじゃないよね、というお話でした。
コメディとシリアスの割合が絶妙で、だらけることなく締まりすぎることなく、いい感じでぴしっとしていて読んでいて気持ちがいい。

えっ……と、でも、あの最後の一ページには驚きました。