高屋奈月 / 白泉社

紅葉が紅野に手渡したDVD。しかしそれを観た紅野の言葉に動けなくなってしまった透…。彼の口から告げられた衝撃の事実とは!? そして透の涙に依鈴が、花ちゃんが動き出す…。十二支の“呪い”──その謎への扉が今、開く!
確かに謎の核心に近づいてはいるようですが、あらすじで煽られているほどツッコんじゃいませんよ? 扉、開いているの? もしかして僕が気づいていないだけ?
誰かを全否定することは簡単だけど、全肯定することって意外とエネルギー要りますよね。ただ信じて受け入れて離さないだけなんですけど。
透君と花ちゃん、うおちゃんの関係はすごくいいです。
その形成にエネルギーは必要なく、むしろ、関係が結ばれることで発生するエネルギーがある。でも、それを維持するには発生するエネルギーの全てを費やしても足りないと思うんですよ。
誰かを好きになる、というのは、すごく純粋だからこそおそろしい。