ひぐちアサ / 講談社

純真なもとテニス少年と、写真サークルの要注意人物である先輩女性。
ぐらぐらいますぐにもぶっ壊れそうな恋は、将来への不安と自負、秘めた恋情が暴走し、結局崩壊してしまう。
そして彼と彼女を待つものは──。
あー、なんスか。
主人公の女、滅茶苦茶むかつくんスけど。
胸がむかむかして、いらいらして、読み終えたいまでもその気持ちが収まりません。
読み手にこんな強い思い入れを持たせるなんて、キャラクターとしては完璧ですね。
書き手の思い通りってやつですか。
や、そうは思ってもやっぱむかつく。
話自体は別にどうってもんでもなかったんですが、このキャラクターに出会ったことがでかかった。
あぁあ。