田島昭宇×大塚映志 / 角川書店

悪意の中心にいる人物は、誰だったのか?
国家権力と結びついたガクソが目指したものとは? 雨宮診療所の子供たちに、何が行われたのか? 小林洋介ではない時の西園伸二は、誰と戦っていたのか? 謎の原点に迫る「シーズン・ゼロ」編を収録。
サイコもよく考えると長いですね〜。本屋の店頭で見かけて、「あ、最新刊だ。あれ? でも、まだ11巻?」とちょっと考えました。
始めはただの猟奇殺人ものかと思っていたら、どんどん話と設定が拡がって拡がって大変です。
一応一冊巻を経る毎に謎がひとつずつ解決していくのですが、そのたびに新たな謎が湧いてくるので大変です。いつも頭捻りながら終わります。でも、今回は過去編ということでいままでに提示された謎にかなり迫ってます。
ほう、そこがそうつながるかね、みたいな。
大江公彦と℃も登場して、全体的に核心にぐっと近づいたような気がします。
しかし、月刊連載は本当にスパンが長くて困ります。
きっと次の巻が出る頃には色々忘れてて、また2〜3巻前のものを取り出してきて読んじゃうんですよ。