和月伸宏 / 集英社

ついに、錬金戦団とヴィクターの洋上決戦が始まった。一方、再殺が中止されたカズキは斗貴子、剛太とニュートンアップル女学院に向かう。黒い核鉄の謎を探るカズキ達の前に、謎の仮面の人物が立ちふさがる!!
前作も連載打ち切りでしたが、今回はジャンプ連載終了後、読み切りという形で一応の決着をつけられるそうです。不幸中の幸いというかなんというのか。非常にトホホです。
一介の高校生が下すには重すぎる決断。そして、少し優等生すぎる回答です。
でも、カズキなら絶対にこうするだろうな、と思います。
すっかりキャラが立っている、というか、もう、始めからずっとずっとカズキというキャラは「誰かを守るためならなにをも厭わない」という、ただそれだけでしたからね。
この巻のラスト、突撃をかける直前のカット。
生死を賭けた一瞬に自然と笑みが漏れるというのは少しありきたりですが、それを口元だけのアップで見せてくるあの演出。
鳥肌が立ちました。
ジャンプ連載の最終話が「BOY MEETS BATTLE GIRL」。
そうだよね!
やっぱボーイ・ミーツ・ガールは物語の基本だよ。
男の子は少女と出会うことで少年となり、少女とともに歩むために強くなる。
いいなぁ。たまらないなぁ。
少年と少女は、互いに出会うことで成長していくんですよ。
うわ、すっごい終わり方だ……と思ったら、次巻も出るようですね。
あぁー良かった。