なるしまゆり / 一迅社

親代わりであった、山の神・夜長彦に「御山からは出られない」と告げられていた鉄壱智。
しかし、少年は外の世界を識るため禁じられた外界へと足を踏み出した。そこで鉄壱智が出遭うのは──。
人と神とが紡ぐ物語、そして、新たなる冒険!!
なるしまゆりの新作ですよ。
しかも舞台や登場人物が微妙に古代日本っぽい。あくまで「ぽい」だけで全然別物なんですが、似てるというだけでハァハァしてしまいます。
ストーリーテラーとしては、なるしまゆりは一流だと思います。
でもね。
この人、スロースターターすぎるんですよ。
だから、続き物だと一巻だけだとわけ分かんねえの。ある程度の背景があって、伏線がビシバシ錯綜してるから。
読み切り作品だと、それはそれでまた違うんですけどね。
全部出そろってから一気にまとめ読みするのが味わい方としては一番だと思うんですけど、我慢できないです。
だって一流だから。
ジレンマってやつですね(なんか違う)。