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青桐ナツ / マッグガーデン

放課後、従弟の幼児・秋の面倒を見ながらも、マイペースに日々を過ごす高校生・平介。
それも日常の風景となったころ、意外な出来事が二人にもたらされて…。

……まいったなぁ こっちまで寂しくなったちゃうよ




大好きな作品だから続きを早く読みたい。けれど、読んだらこれで終わってしまう。半年ほどそんな葛藤を繰り返し、とうとう読んでしまいました。

あぁ……。あぁ、もう!
長谷さんかわいいよ。かわいいよ長谷さん。
このバレンタインのエピソード最高だな。

人と人がコミュニケーションを取る上で、お互いの考えていることが100%通じ合うことなんてないんだよなぁ。そんな魔法の言葉、魔法のようなコミュニケーションツールなんてなくて、常に人は誰かの気持ちを推し量りながら推測するしか手はなくて。
ていうかそもそも、他人どころか自分の気持ちすらも。きちんと自分で自分のことを把握することすらできなくて。誰かの放った言葉、誰かの起こした行動、それらを受けてはじめて自分のことがわかったりもして。せつなくて不器用でもどかしい。だからこそ、気持ちが通じたと思った瞬間というのは、きらめいて美しく愛おしい。

この作品は、主人公が常に淡々として飄々とした、正にflatな精神の持ち主なので、こうした一瞬の輝きがより一層はっきりと見えたのだと思います。

しかし、やはり最終エピソードだなあ。
あの見開きはずるいって。
泣く。絶対泣く。
きっと秋くんが大きくなったとき、この作品で描かれた時間のことはほとんど覚えていないんだろうけど。平介の言ったこの言葉が、秋くんの心に残っていますように。
ひとりぼっちでがまんすることが
少なくなればいいんだけど
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