西尾維新 / 講談社

「死なない研究」のモニターに選ばれたいーちゃん。元診療所という研究施設を訪れたいーちゃんと紫木“ジグザグ”一姫。そこで待ち受けていたものは、運命そのものだった──!
実は僕が「戯言シリーズ」を手に取るきっかけはこの本だったんです。
ダヴィンチの新刊本紹介コーナーにちょこんと載ってたのを見て、これはいい感じだな、と本屋に行き、ぱっと開いたのが296,297ページで、買うしかないな、と思ったわけです。
この本の中では、いーちゃんが落ちちゃった場面がとても衝撃的でした。
いやいやいや、みいこさんすげえ。
あそこで彼女が言う台詞は、響きますね。胸に。ズドンと。
「──どうしてそんなことが、お前が悲しんじゃいけない理由になるんだよ」
あはーん。
格好良いです格好良すぎです、みいこさーん!
人死にと謎解きが、前作よりももっとずっと追いやられてる感が強いですが、次はどうなるんでしょう。
物語も佳境、クライマックス、最終章。
なんかオールスターらしいですからねぇ。オールスターって、人外ばっかじゃねえかよ。一体どうなるのかとても楽しみ。