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田中芳樹 / 講談社

ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリー。
卓抜した二人の天才を軸に、銀河帝国と自由惑星同盟の運命は大きく動き始めていく……。


キャラクターも展開も結末も全部知っていても、飽きることがない。
何度読んでもおもしろすぎて困る。

銀河帝国ではジークフリード・キルヒアイス、自由惑星同盟ではヤン・ウェンリー。
この二人が大好きすぎて、2巻と8巻を読むのにはえらい苦労します。

「おもしろい。早く読みたい。でもこのまま進んだら死んでしまう。ああ、でも、ページを繰る手を止めたくない」

こんな懊悩を味わわせてくれる作品は、銀英伝をおいて他には知りません。
本当にすごい魅力です。


それにしてもヤン・イレギュラーズのかっこいいこと!!
ヤンのすばらしさは言うまでもありませんが、その他の面子も最高にすばらしい。
あんな組織に一回でも所属してしまったら、その他の組織にはいられなくなるだろうなぁ。
ユリアンになりたい……。
ああ、ユリアンになりたかった……。


田中芳樹がこの作品に込めたテーマ、「清冽な独裁政治と腐敗した民主主義ではどちらがマシなのか?」という問いは実に奥深く興味深く、いまの日本の政界を思うにつけため息が漏れます。
まぁ、どんなに公平で清潔な政治を実行してくれるとは言っても、ラインハルトの登場を望む気持ちがまったく生まれてこないので、独裁政治の方がマシだとは言えません。

では自由惑星同盟のように、民主主義がゆるやかに腐敗していくのをどのようにして食い止めればいいのか。
そう考えると、トリューニヒトは大嫌いだけど、せめてトリューニヒトほどの才覚の持ち主には登場してほしいと思ってしまう。もちろん、トリューニヒトそのものではいやですけど。
しかし、いまの現実にはトリューニヒトほどの才覚を持った政治屋すらいやしない。

こう、もやもやもやと考えは濁るばかり。
理想はラインハルトのような才覚を持った政治家の誕生、次点でヤンのような思考をする有権者の増大。
この二つが合わさればベストなんですがねぇ。


『十二国記』といい『銀河英雄伝説』といい、理想的な男たちが政治家を務める作品ってのは余計なことばかり考えてしまいます。
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