作・演出:風李一成 / 劇団KAZARI@DRIVE

或る雨の夜。とある沼の畔に建つ洋館「シャトー・レルネー」に、次々と現れる四人の男女。彼らを出迎える寡黙な執事。そして車椅子の貴婦人。雨は激しさを増し、嵐となってその洋館を外界から遮断してゆく。
ミステリです。が、舞台設定といい、トリック(と呼べるほどのものは無かったですが)といい、まさに王道。筋が読めてしまって、ちょっとがっかり。
劇中で役者が歌うし踊るし、全体的にミュージカル寄りの演出で、ミュージカルに親しんでいない僕としては、ちょっとがっかり。
確かにいくつか笑える場面はありましたけど、笑いのツボが微妙にずれていてなんだか消化不良気味で、ちょっとがっかり。
しかし、舞台の作り方・空間の使い方は上手いなぁと思いました。
そしてなにより、照明。
照明がとても上手かったです。光の演出は舞台の特権だなぁ、と、改めて実感しました。
一回しか見ていないのにこんなことを言うのもアレですが、この劇団はあまり趣味じゃないかも。
次回公演を見て、それでも今回と同じ様な感想を持ったら、そういうことなんでしょう。
待て、次回!みたいな。
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