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企画・制作:12EXperience
rensa.jpg
市郊外で連続殺人が発生。次々と殺されていく女性達。
遺体にはある特徴があった。惨殺された彼女たちからは、決まって“舌”が切り取られていた。
狡猾で猟奇的な殺人鬼。
そのプロファイリング(心理分析)を担当する公安調査局暴行九課、心理分析官・真辺公二。
彼の緻密な分析は、次第に殺人犯を追い詰めていく。
事件が解決するかと思えた瞬間、“些細な事故”が起きる。
それをきっかけに甦る、過去の記憶。其々に押し込められていた、狂気と感情。
そんな中、新たに起こる連続殺人。
今度の殺人者が残す手がかりは、“口をふさぐダクトテープ”と“耳に突き刺したボールペン”。
これらが意味するものは…。


12らしさを封印した、かなり本格派のサスペンスとなっていました。
役者さんもみんな良かったし、本も良くできていた。
あんまり芝居でサスペンスって見ない気がするんですけど(金沢が特にそういう傾向にあるのかどうかは知りませんが)、非常におもしろかったです。


が。
主役の真辺公二役の人、挙動のいちいちが古畑任三郎に見える……。
や、別にそれはそれで役作りとしてハマってたからいいんだけど、なんとなく気になってしまうのは避けられません。
声の張りも芝居も上手い人なんで、猿真似にはなってませんでしたけど。

あと、お話の雰囲気やストーリーの運びから、「沙粧妙子」を思い出しました。
登場人物同士の緊張感あるやりとりとか、心理分析、犯人は身内? というところとか。

ということで「古畑任三郎」+「沙粧妙子」、という感じを想像していただければこの舞台の雰囲気が想像できるかと思います。
………自分で書いておいて言うのもなんですが、ごめん、それ、想像できない。
でも見ていてそういう印象だった、ということで。参考までに。


犯人の目星はすぐつきましたが、それは理論と証拠に基づいた結論ではなく、経験と勘によるものでした。
どうだろうかなーと思ってじっと見ていったんですが、その仮説の外堀を埋めるように伏線が張られていく様子を見るのは実におもしろかったです。
丁寧に作ってあるなー、と思いました。
クライマックスの犯人当てでは、鬼気迫る狂気と冷静沈着な論理を闘わせていて見応えありました。
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