原作:羽海野チカ / アスミック

chapter.19
chapter.20
chapter.21
特典映像:設定画ギャラリー?
物語もいよいよクライマックス。各人の思いも収斂しつつあります。
chapter.19がすっげ好き。
前半は森田さん帰国の続き。単純明快な気持ちがふたつ並び立つ複雑怪奇さ。取り残される、という焦燥や妬みと、「神様なんでですか。また一緒にご飯が食べられて、うれしい、だなんて──」という独白。
考えるんじゃなくて感じればいいんだよ竹本くん。
こういう友達がいるって時点で、人生なにがあっても生きていけるよね。
そして後半。野宮さんの言葉が突き刺さる。
「ばれちゃってる片思いって、不毛だけど楽だよね」
うわぁ、言っちゃうんだ。無理。無理無理無理。
たとえ思ったとしても、僕なら絶対言えねー。
泣きじゃ来る山田さんにあの対応。少し嫌味ですよあそこまでカッコイイと。
chapter.20、森田×山田のあのやりとりはなに。
も、も、すっげせつねー。
これが恋だったらひとつ鼻で笑ってしまうのですが、恋なんかじゃなく、友情であるということがすばらしい。ああ切ない、うつくしい、うらやましい。
「だから! 投げやりなことは、してくれるな……頼むから。な?」
こんな友達がいるって時点で(以下略)。
そしてchapter.21。
とうとう竹本くんが旅立ってしまいました。
青春の横綱です。