忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

監督:市川準
2005年/日本
aogeba.jpg
父がもうすぐ、いなくなる。この世から、消える。一生教師だった父。でも、誰よりも頑固で厳しい教師だった父を見舞いに来る教え子なんて、ひとりもいない。
そして、僕が教える小学生たちは、死の意味が分からない。インターネットの死体写真。斎場への寄り道。「どうして死体を見ちゃいけないの?」
──父さん、死ぬってどういうことなんだろう?
僕にも全然分からない。だから父さん、僕らに教えてくれないか? ずっと生きてきた父さんが、今こうして命を見つめている姿を、見せてやってほしいんだ…。

テリー伊藤が主演ということで、一抹の不安がありました。
だって、市川準とテリー伊藤ですよ? 合わねーだろーなぁ、でも、それを市川準が撮るとどういう風になるのかは見てみたいなぁ、という感じ。
果たしてそれは杞憂以外の何者でもありませんでした。
なんだ、やるじゃん、テリー伊藤。

「死」とはなにか、ではなく、「死ぬこと」とはどういうことなのか。
結局、その瞬間、「死」そのものに触れることはできないんですよね。本人にも、それを看取る人間にも。
「死ぬこと」を静かに、そして誠実に追っていく作品でした。も、それはそれは市川準お得意の。

お約束っつーか、も、このテーマとタイトルからもろ分かりなのですが、ラストの「あおげば尊し」には涙腺を激しく刺激されました。
ずるいって。



あおげば尊し
http://www.aogeba.com/
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
PR
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
ブログ内検索
Copyright ©   input   All Rights Reserved
Design by MMIT simple_plain Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]