韓国人権委員会/2003年

イム・スルレ 「彼女の重さ」
チョン・ジェウン「その男、事情あり」
ヨ・ギュンドン 「大陸横断」
パク・ジンピョ 「神秘的な英語の国」
パク・クァンス 「顔の価値」
パク・チャヌク 「N.E.P.A.L. 平和と愛は終わらない」
昨日から「金沢コミュニティ映画祭2004」が始まっており、今年は韓国映画特集なのでした。実に興味深い映画があり、楽しみな限りです。
さて。
この「もし、あなたなら」は六人の映画監督による六本の作品のオムニバスとなっています。
製作が韓国人権委員会ということで、なんだか堅いイメージがありますが、見てみると全くそんなことはありませんでした。
コミカルなものからファンタジックなもの、ホラーにドキュメンタリーちっくなものまで多々あり、飽きずに見ることができました。
どれも面白かったのですが、「その男、事情あり」と「N.E.P.A.L.」が特に良かったです。
「その男、事情あり」は清潔で静謐な空間に満ちあふれる侮辱と屈辱がびしばし伝わってくる作品でした。
「N.E.P.A.L.」は無知と無関心の果てにあるものが、もの悲しく恐ろしく、さっくりと心にメスを入れられる感覚でした。
なんでこういうのを全国で大々的に公開しないのかなぁ。
お米の国の聖なる林なんかよりずっとずっと良いと思うのに。っていうか、比べるべくもないと思うのですが。
もし、あなたなら 〜6つの視線
http://www.seochon.net/mosianata/