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監督:スコット・デリクソン
2006年:アメリカ

ある日、エミリー・ローズというごく普通の女子大生が突然、激しい痙攣を起こした。何かが取り憑いているのではないかと思った彼女は、ムーア神父に悪魔祓いを頼むのだが、その甲斐なくエミリーは命を落としてしまう。果たして彼女には悪魔が取り憑いていたのか、それとも単なる病気だったのか。過失致死で起訴されたムーア神父の裁判が始まる。やがて彼は、女性弁護士・エリンにエミリーの身に起こったことを語り始めた…。

現代版『エクソシスト』とでもいうべき作品で、音とショッキングな映像で驚かせるのではなく、きちんと恐怖を感じられる作品でした。

医学的側面と宗教的側面を対立させ、見せ場と盛り上げを作る手法、どちらかを否定するのではなく、双方の両立を導く展開と結論。
見ていて上手いなぁ、と感じました。

そして、弁護士のエリンが主人公的立ち位置にいるのですが、この人が二重の意味で代理人である点がいいですね。
つまり、裁判においては神父の代理人、そして感情的に観客の代理人でもあるということです。
見ている我々は、「悪魔なんていないでしょ」という立場から、徐々に闇へと引き込まれていく恐怖を弁護人と共に体験していくわけです。

結構良くできた作品で、しっかりと怖い。
そしてなにより、エミリー・ローズ役のジェニファー・カーペンターがすごい!
あの演技には目を瞠ります。純粋に身体表現だけであれだけの恐怖を司れるのだなぁ。いやぁ役者ってやっぱすごい。



エミリー・ローズ
http://www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/index.html
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