ひと夏の物語+タイムトラベラ+淡い恋心+タイムパラドクス。
テンポの良い映像と笑いが心地よい映画でした。
ぼけーと予告編を見たときには気づかなかったんですが、上野樹里出てますよ。
おお。
僕にとって、彼女はJTのCMの娘なわけで。
大検受かったんだぁ……と、かなり間の抜けた感想を抱きつつ見てました。
世界規模の大災害(大災厄)が起こり、それに命を賭けて立ち向かう男たち。そうして大きな風呂敷を広げるだけ広げて、最後は家族愛のような個人の事情で締めくくる。
アメリカ映画の典型的なパターンです。
まさに竜頭蛇尾。なにがおもしろいんだか、なにに感動するんだかって感じです。
それに比べ、今作のような作品は違います。
初っ端から個人的事情で幕を開けた物語は、個人の積み重ねで世界を包括する出来事となり、最後にまた個人に還元することで収束する。
それをコミカルに描くことに成功しつつも、ひと夏の青春物語として展開し淡い恋物語をも見せてくれ、なおかつSFしてる。
非常に出来の良い作品だと思いました。
ほんのちょびっと、最後の方でキャラクタの台詞が説明くさいというか、説教くさいものをたれるというか、そこんところをさりげなく表現できていたら、もっと良かったのではないかと思います。
サマータイムマシンブルース
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