言わずと知れた話題作。
矢沢あいの人気漫画が原作の青春ムービーです。
予告編見たときから期待で胸が張り裂けそうでした。
そして、実際映画が始まってから終わるまで、ことあるごとにびくびくしたりぶるぶるしたりするかなり怪しい人でした。
あ お い ち ゃ ん 、 か わ い い よ !
なんだあれ。なんだあれ。なんだあれ。
宮崎あおいのこれまでの出演作を見てみると、彼女、どこか斜に構えて世の中を見てるようなクールな役所が多かったように思います。いや、それはそれでいいんですけどね。「ラブドガン」のクールな眼鏡にはかなり萌えた。
今回は全力でかわいらしい女の子らしい女の子でした。
もう、かわいすぎ。たまりませんて。なにあれ(四回目)。
顔面全開の笑顔や、ちょっと甘えを残した口調や、少し口をとがらせる表情の愛らしさといったら、もう。現実であんなにかわいく口をとがらせる人を見たのは初めてです。
しかも、あのコスプレ大会。うひー。
ツインテールでふりふりエプロンでお玉で「お帰り」って。死ぬかと思った。
矢沢あいの原作を忠実に再現しようと思ったら、あの程度はまだまだ甘いのかもしれませんけど。
宮崎あおいファンなら、もう、これだけでお腹いっぱいになりますよ。
と、まぁ、これでもまだまだ彼女のかわいらしさについては語り足りないのですが(痛)、まじめに映画の感想も書きます。
原作もの、となると、どうしても比較されるのは避けられません。特にその原作の人気が高ければ高いほど、手厳しい意見が出るのは当たり前です。
僕はこの漫画はまだ未読なので細かいところは分かりませんが、過去読んだことのある矢沢作品と比べると、そのディティールというか、醸し出す雰囲気はかなりいいところまでいっているのではないかと思いました。小物とか。舞台設定とか。あまりにも矢沢あい的すぎて、思わず苦笑いがこぼれるほどでした。
物語の方も、分かりやすいくらいかっちりとした青春もの。
展開もある程度読めるものの(ここが非常に少女漫画的なところ)、それでもきちんと魅せる。それは、キャラクターの性格がきっちりと立っている(しかも強力にして極端)おかげ。ナナとハチの、両極端なのにとても近しいという関係が魅力的であり、強みだと思いました。
ちらほらと悪い噂も聞きましたが、総じて見てみれば、非常に良くできていた、と言えると思います。
今日の朝ニュースで見ましたが、続編できるらしいですね。
うわー、また宮崎あおい七変化ですか。
NANA
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