忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

監督:佐藤祐市
2006年/日本

北海道常呂町。地元の高校に通うごくごく普通の女子高生、伊藤和子は、特に将来の夢もなく刺激のない毎日を過ごしていた。何の面白味もない小さな町で、小さくまとまっていく自分の将来に焦りを感じるも、見回してみたところで、ここには広大な土地と、オホーツク海しかないのだった。
そんなある日、和子は自らのヒーロー・カーリングオリンピック代表のマサト様とひょんなことで出会ってしまった。
「カーリングのチーム作ってみない?」
そして即席チーム、シムソンズが誕生した……。

ソルトレイクオリンピック日本代表チームの実話を元にした青春映画。
いやね、も、これ、サイコーですよ!
青春映画として、これ以上ないってぐらいのレベルです。おもしろい!

ストーリーの流れは、青春ものの王道です。
ひょんな縁から集まった女子高生、まとまりのない仲間たち、激しい挫折からの空中分解、いつの間にか夢中だったカーリング、チームとしての再生、そして友情・努力・勝利!
そこに、若者特有の無意味で無根拠な万能感を絡ませつつ、まったく立ち位置の違う四人をきちんと描くことでストーリーを膨らませている。
見事です。

いったん空中分解したシムソンズが、きちんとチームとして再生する件では涙を抑え切れませんでした。
いいなぁ。
もう一度集まってみた、というのではなく、チームとして再生するというところが、なんともいい。
もちろん、そこに至る過程がきちんと描かれているからこそ、なんですけどね。

ラストは、もう、それこそ号泣必至ですよ?
ちょっと『タッチ』を思い出す最終勝負(もちろん映画の『タッチ』じゃないですよ)。そこで逃げちゃダメだよね! みたいな。そして、その結果。
加藤ローサの台詞であふれちゃいました。うおおーん、もし映画館に一人きりだったら泣きながら拍手してました。

そうそう、加藤ローサ。
いままでそんなにかわいいと思ったことはなかったんですけど、この作品を見てびっくり。あの猫科を思わせる口元にやられました。かわいいなぁ、笑顔が。
あと、高橋真唯。
『妖怪大戦争』のときに「あ、いいな」と思ったんですけど、すっかり忘れてました。存在を。それで今回見て、改めて思いました。
いいよ、この娘! 結構演技派です。返す返すも『奇妙なサーカス』を見逃したのは痛かった……。

是非! 劇場で彼女達のみずみずしさを見てください。



シムソンズ
http://www.sim-sons.com/
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
PR
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
Copyright ©   input   All Rights Reserved
Design by MMIT simple_plain Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]