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監督:ロン・ハワード
2004年/アメリカ

ジェームス・ブラドックは前途有望なボクサーだったが、大恐慌に際し全財産を失ってしまった。さらに怪我が元でボクサーとしての人生も絶たれてしまう。生活保護を受け食糧配給の列に並んでいた失業者が、愛する家族のため奇跡を起こす……。

実話らしい、という噂を聞きました。でもそれほど惹かれませんでした。どうせハリウッド的アメリカンドリームなんだろうなー、くらいにしか思ってなかったからです。
しかし、ちょこちょこと紹介記事を読んだり、知人の評判を聞くにつれ興味が出てきました。

ストーリー自体は、頂点から底辺まで墜ちた男が、再び頂点まで上り詰めるというアメリカンドリームそのもの。これが実話を元にしているという触れ込みのため、薄っぺらな感動作かと思っていたのです。でも、それは大きな間違いでした。
これは良いよ。すばらしい作品でした。

『サマータイムマシンブルース』のところでも書きましたが、大風呂敷を小さく畳むのが大好きなアメリカ人。しかし今作は違います。
ジェームスは、最初から最後まで家族のために闘います。
愛する家族を守るため、そのためだけに働き、闘うのです。それが、いつしか世間の情勢を巻き込み、人々を巻き込んでいきます。
一人の男のひたむきな家族愛が、いつしか絶望の淵に立つ人々の“希望”となる。だからこそ、夫の無事を祈りに妻が訪れた教会のシーンでは涙があふれ、それに続く控え室のシーンでは号泣してしまうのです。

もちろん主人公は“シンデレラマン”ジェームスなのですが、もう一人の主役というか、自分的にジェームスよりもメインを張っていたと思うのが、メイ。奥さんです。
夫を支え、家族を支え、すべての拠り所となる存在。
その、あまりの存在感に圧倒されます。
女性は偉大です。所詮男など女性に敵うわけがないのです。
この作品は「家族のために闘い抜いた一人の男」の物語ですが、それは同時に「その男を最後まで支え抜いた一人の女性」の物語でもあるのです。

その奥さん役を務めたのは、レネー・ゼルウィガー。このひとめっちゃかわいい。『ブリジットジョーンズの日記』ではそうは思わなかったのになー。今回はめちゃくちゃかわいくて、始終どきどきしていました。

もちろん映画という作品になっている以上、脚色や誇張はあって当たり前ですが、こうした人生を歩んだ男がいた。
まさに、事実は小説よりも奇なり、ですね。



シンデレラマン
http://www.movies.co.jp/cinderellaman/
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