監督・脚本:フランソワ・オゾン
2003年/フランス

スランプに陥ったイギリスの女流ミステリー作家サラは、出版社の社長の薦めで彼が所有する南仏の別荘に出かける。美しい自然に囲まれたプール付き別荘でヴァカンスを満喫しはじめたころ、突然、主の娘ジュリーが現れ、静かな生活は終わりを告げる。奇妙な二人の同居生活、深夜に出入りする男たち、そしてプールサイドの血痕。見る女と見られる女。
リュディビーヌ・サニエがすごくかわいかったです。しかもスタイル抜群。どきどきでした。それに、シャーロット・ランプリング。年齢を知って驚きました。とても59歳には見えません〜。艶っぽい。
対立する、というか、対極にいるかのように見える二人の女性ですが、結局それって表裏でしかないんですね。見る女と見られる女。どちらがどちらか、ではなく、どちらもどちら、なのです。
物語のオチはなんとなく途中から読めました。それでもそんなことは関係なく最後まで楽しく見れたのは、この作品が一見してミステリであるかのように見せかけた、実は「女の美しさ」を語る映画だったからです。
サラとジュリー。
反発しあい、そして、最後は惹かれあう二人。
魅せられました。
Swimming Pool
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