忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

監督;犬童一心
2005年/日本
touch.jpg
上杉達也と和也は双子の兄弟。隣に住む浅倉家の一人娘の南とは、小さな頃から何をするにもいつも一緒の幼馴染み。
南、達也、和也、ずっと近くで想いあっていた。自分の気持ちに、気づかないふりをして…。


あだち充の名作漫画の映画版です。一体あの作品をどういう風にしてしまうのか、とかなり心配でしたが、二時間にまとめたにしてはなかなかの出来。見れる作品だったと思います。ただ、原作を知っている人間からすれば、やはり物足りなさを感じるのは事実ですが。これは言っても詮無いことですからね。

しかし、タッちゃんの心情の動きに疑問……。黒木さんの誘いを受けた時点で腹は決まってただろうに、何故逃げ出すのか。まぁ、これも、原作のタッちゃん像を引きずってるから疑問に感じるんだろうなぁ。タッちゃんなら、一度あそこまで決断したら絶対に逃げるような男じゃない!みたいな。

この作品である意味一番の難関だったのが南ちゃん。誰がどう演じるのか……その点、長澤まさみというキャスティングはまさにハマり役。いい感じで、いままでとはちょっと違った南ちゃんを作ってくれたと思います。
しかし、南ちゃんはやはり映画でも魔性でした。全部分かった上でやってんだもんなぁ。長澤まさみの好演で目眩ましされてるとはいえ、冷静に彼女の台詞や立ち位置を考えると、昔のように南ちゃんかわいーと素直には言えません。ああ怖。

昨今の純愛ブームに乗っかってか、メイン三人の恋愛模様を描いた青春映画としてはまぁまぁできていたとは思いますが、野球シーンのないがしろさに唖然。も、もうちょっと盛り上げてやっても良いのでは? っていうか、最後のあの演出はいやー。せっかくの野球シーンクライマックスなのに、がっくりと盛り下がりました。
そのシーンに限りませんが、この映画ではところどころ好きになれない演出が目立ちました。原作のイメージを引きずりすぎてるんだろうか……。

ラストのあの台詞。南ちゃんの「ありがとう」があったおかげで、ちょびっと甘酸っぱいあたたかみが感じられて良いね。青春だなぁ。



タッチ
http://touch.yahoo.co.jp/
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
PR
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
ブログ内検索
Copyright ©   input   All Rights Reserved
Design by MMIT simple_plain Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]