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監督:福田雄一

光と闇が一心同体であるように、この世に悪がある限り、必ず現れる正義の味方。世界征服を企み、地球に襲いくる邪悪な怪人を倒すため、“名字に色が入っている”というただ一つの理由で司令官チャールズの元に集められた5人の女たち。
不本意ながら“女子ーズ”となった彼女たちは、いきなりの展開に疑問を感じながらも、5人が揃ったときに繰り出す無敵の必殺技“女子トルネード”を武器に怪人との戦いに挑む! しかし、恋に仕事に、美容にヤボ用と、なにかと多忙な女子たちはなかなか揃わない。なぜなら女子とは、そういうものだからである……
果たして、次々と現れる怪人たちを倒し、片手間で世界の平和はまもられるのか?


戦隊もののパロディで、ゆるさ全開で、旬の若手女優(というか、女子?)で、佐藤二朗。バカバカしくも愛おしい、なんとも言えないB級臭にぞくぞくしてしまいます。見たくてたまらなかった作品が上映されるのはうれしい限りです。

冒頭、怪人に囚われた博士を助けるため、決めポーズで登場する女子ーズ。しかしそこにブルーの姿がなく……というところからはじまり、怪人と博士を尻目にレッドがスマホで電話をかけると、返ってきた答えは「いま、まつエク中だから。ごめん」というもの。

まつエク!

怪人退治とまつエクを天秤にかけ、まつエクを優先させるヒーローがいまだかつていただろうか。いやー、のっけから期待を裏切らないわー。
そして物語は5人それぞれに焦点を当てながら、ゆるーく怪人を退治したりして進んでいきます。

そんなこんなで期待を裏切らないおもしろさなんですが、少しばかり残念な点もありました。
まず、主役の5人がコメディエンヌとしては力不足。というか、コメディ慣れしてないというか。シチュエーションや小ネタで笑わせるけれど、それ以上のものがなくて、突き抜けた笑いに届かない、みたいな。
そんな感じなので、シチュエーションとシチュエーション、ネタとネタの間がいまいちつながらず、ぶつ切りの印象があり、尺を持て余してしまっていました。惜しい。

しかし。
しかし、ですよ。
そうした残念な点を忘れさせてくれるのが、佐藤二朗の怪演。
いい。
実にすばらしい。
この演技を見るためにこの作品を見にきたと言っても過言ではありません。
その他、この作品は男性陣が光っていましたね。
佐藤二朗を筆頭に、安田顕、皆川猿時、志賀廣太郎。
まぁ、役者のキャリアと作品の質を鑑みれば当然かもしれませんが。いや良かったなー。


なんだかんだで、にやにや楽しめる作品でした。2を期待してしまいます。
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