監督:市川崑
2006年/日本
信州の犬神財閥の創始者である犬神佐兵衛は、腹違いの3人の娘とその息子たち、佐兵衛の大恩人の孫娘、野々宮珠世らを残してこの世を去る。巨額の遺産が一族の争いの元凶となることを予期した法律事務所の若林は金田一耕助に調査を依頼するが、ほどなく一族間で次々と殺人事件が発生する。
ついつい見てしまった。
だって、市川崑が監督なら間違いはないだろうし、富司純子、松坂慶子、萬田久子の三姉妹は見物だなぁ、と思ったんですもの。
けれど、これは、まぁ、『犬神家の一族』ですよ。
なにを当たり前な、と思うかもしれないけれど、他に言いようがない。
なんでいまリメイクなの?
というくらい、市川版『犬神家』なんです。
まぁ、明らかに人形な死体とか、ペンキそのものの血とか、古典らしい古典をいまの若者に見せたかったのだ、と解釈することもできますけど。
犬神家の一族
http://www.inugamike.com/