監督:園子温
2002年/日本

1991年。
日本で退屈な学生生活を送っていたシンは眠いだけの日常を捨て、危険な街ニューヨークへ旅立つ。そこで知り合った若者たちはやがて暴走し始めた…。
ニューヨーク、危険(HAZARD)に飛び込んだある若者の物語。
これで今年に入ってからオダギリジョー三本目。邦画特集っつって、半分がオダギリジョー主演作なんですからね、この劇場、どんだけオダギリジョー好きやねん、って話ですよ。
ま、それはともかく。
オダギリジョー主演、園子温監督、というこの組み合わせ。
なんとなく想像はつきますが、見ないと絶対後悔するので。
まるでドキュメンタリーを見ているよう。
カメラがとても近い。人物を描写するのではなく、ただ映す、という感じ。
画像はところどころ荒いし、ぶれる。
その映像のチープさが、良くも悪くも作品のすべてを物語っています。
小心者だけど危険に憧れる青年が、若さと勢いだけでNYに飛び込み、現地のこれまた馬鹿な日本人ギャングとつるむ。
良く言えば刹那的、普通に見てればただの馬鹿が馬鹿やってる映像。
後の園子温を彷彿とさせる部分がところどころあり、まだまだ荒削りだなぁ、もったいないなぁ、と思いながら見てました。
そういう意味では楽しめます。
HAZARD
http://www.hazardmovie.com/