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三田村信行 / ポプラ社
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清盛暗殺のため都に向かうはずが、嵐におそわれ、故崇徳院の使いにより助けられた為朝。一方琉球では、王の跡継ぎをめぐって争いが起こりつつあった。強力な妖術を使う妖しい仙人の策略にはまり、危機に陥った琉球をすくうのは……?
波瀾万丈の為朝伝説、ここに完結。

滝沢馬琴の原作を現代の児童書用に改稿した本作。
実に読みやすく、おもしろい。
江戸時代にこんなすばらしいファンタジーを描き、それを受け入れる素養が日本人にはあったのだということを、ちょっとうれしく思います。

上巻で史実に現れる源為朝は描ききってしまっているので、下巻は一から十まで為朝伝説です。そのためか、上巻よりも妖異の色が濃い。しかし、そこはそれ、さすがは鎮西八郎為朝、無双の剛力と持ち前の肝の強さで、相変わらず縦横無尽の大活躍!
読んでいてスカッとします。
語り口が非常に淡々としているのもその要因のひとつかな。
結構血みどろだったりドロドロとした人間関係だったりするんですが、ほとんど気にすることもなく読めます。

ただ、人があっさり死にすぎる。忠義のため、主君のために命を投げ出すことがふしぎでない時代なので、それは致し方ないことなのかもしれませんが。
「え? こんなあっさりここでこいつが死んじゃうの??」と思うことがあり、微妙な温度差を感じたのも、また事実でした。
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