講談社

言うまでもない、解説するまでもないくらい有名な雑誌になりましたね。
というか、いまさらそんなこと言うまでもなく、一号が出たときからすでにその風格はありましたか。
なんだか「メフィスト増刊」というくびきから解き放たれたためか、どんどんサブカル的雑誌に成長していってませんか。濃ゆいですねぇ。実に濃厚。
一気読みすると胸焼けしてしまうくらいなので、ちょびちょびと読み進めるのが一番です。
やはりというかもともと『りすか』を読みたいがために買い始めた雑誌ですから、『りすか』の話を。
『ネコソギラジカル』でも感じましたが、西尾維新、広げた風呂敷を畳むのあまり上手くないんじゃないのかなー、と思いました。言葉使いは秀逸だし、文章の組立方、リズムもすばらしいのですが、呆気なさすぎる。
むー、なんだかあらすじを読んでいるような気分。
『りすか』はまだまだこれからだろうし、いま性急になにかをいうのはなにか違うだろうとは思いますがね。