藤田和日郎 / 小学館

人類に残された唯一の希望、ゾナハ病治療装置「ハリー」を巡り、レイ疫病研究所で死闘を繰り広げる鳴海一行と自動人形。ミンシア、ジョージ、阿紫花らの前にも、それぞれ強敵が現れる。次々に傷つき、倒れてゆく仲間達。そして、鳴海の前にも「気」が通用しない強敵、ブロム・ブロム・ローが立ちふさがり……
アメリカ編もクライマックスです。
なんだか主役は誰? ってな感じです。
ジョージと阿紫花がかっこいいよぅ。
いいコンビだと思ったんだけどなぁ。阿紫花、冷めすぎ。もうほんのちょっとでいいから温度が高ければいいのに、と思わないでもないけど、そうなるともうそれは阿紫花じゃないか。
「やりたいことを見つけたんだから、悔しそうな顔をして逝かなければならなかったんです。」
藤田さんはそう言います。
なにも見つけられないまま、悔いもなく逝くのと、なにかを見つけて、悔しがって逝くのではどっちが幸せなんだろう。