きづきあきら+サトウナンキ / 幻冬舎

貧乏子だくさんの家庭で育っためぐりは、明るく元気な高校三年生の女の子。
そんなめぐりの選んだ進路は、ナンと「寺」!
イケメン坊主に永久就職で、ひと安心と思いきや…。
寺で、女子高生で、未亡人──!?
ご縁が結ぶヒューマン・ブッディスト・ストーリー。
煩悩、煩悩、また煩悩
まんまんちゃんに、あやかりたい
このタイトル、すごいインパクト。
思わず手に取ってしまいましたもの(笑)。
裏返してあらすじを読むもさっぱりどんな話なのか分からない……。
寺で女子高生で未亡人?
ヒューマン・ブッディスト・ストーリー?
「やらずに後悔するくらいなら、やってから後悔する方がいい」が信条なので、とりあえず読んでみることに。
貧乏子だくさんの家庭で育っためぐり(女子高生)が、お世話になってる近所のおばちゃんに連れて行かれたお寺さんでひょんなことがきっかけでお坊さんと結婚することに。
幸せな日々が続くかと思われたが、新婚早々に旦那が死んでしまっていきなり未亡人。
さあどうする?
というお話でした。
……あ、本屋で「なんじゃこりゃ」と思ったあらすじとほぼ同じことしか書いてない(苦笑)。
一話の感じからしてコメディなのかと思いましたが、とてもそんな一筋縄ではいかない様子。
お寺さんを巡る現状(跡継ぎ、檀家等々お寺も大変なんですね)を下敷きに、そこに乗っかることしかできない人びと(お坊さん、そして行くところのないめぐりちゃん)の人間関係を描く。かと思えば、いつも明るく元気いっぱいなめぐりちゃんが胸に秘めた亡夫への思いの深さと傷の深さに触れてみたり。
あー、なるほど。
お寺を舞台にヒューマンドラマやりながら、お寺という舞台だからこそできる特殊な現実と、仏教の教えを絡めているからの「ヒューマン・ブッディスト・ストーリー」。
なかなか斬新でおもしろい。
あ、もちろん、斬新さがおもしろいというのもあるけれど、マンガとしても十分おもしろいですので悪しからず。