新井理恵 / 小学館

宝塚家の一人娘・菊花お嬢様にお仕えするちょっと屈折した美青年コンチキチ。
主人公の出番をよそに、バレンタインで菊花と皐月の優駿争奪戦が再燃。
保護者目線のコンチキチですが、心のなかでは思うところがあるようで…。
迷走、逆送、大暴走の主従ラブコメにようやくゴールが!?
とうとう最終巻だそうで。
「うまんが」の頃から考えると7年ほどかぁ。
わぁ、長かったなぁ。
そんな長い中進展したりしなかったりむしろ逆送したりしてた菊花お嬢様とコンチくんもとうとう結ばれてしまいましたよ。
とことんハイテンションと無駄に文字の多いマンガでしたが、それが楽しみだっただけに終わってしまうのは結構さみしい。
最終話の中の二コマくらいで説明されてるものを見ると、まだまだお話としては続きが考えてあったみたいなのに。やはりここには大っぴらには口にできない大人の事情があったんでしょうか。
最後の最後まできちんと「ろまんが」らしい感じで展開し、ラストもそれっぽく決めてくれましたが、そこにたどり着くまでが、やっぱりちょっとクサい。
まぁ、まとめようと思えば仕方ないのかもしれないけれど。
できることなら、ハイテンションなコメディタッチのままで大団円、みたいなのを見たかった。