原作:稲垣利一郎 漫画:村田雄介 / 集英社

泥門と関東大会決勝を争うは、白秋VS西部の勝者! 白秋のマネージャーはセナと陸に試合の棄権を勧告。そこに恐るべき野獣・峨王が出現!! 試合前、選手たちの熱き思いが交錯する。泥門と対戦するのは──!?
とうとう白秋ダイナソーズVS西部ワイルドガンマンズの試合開始!
つーか、勝敗はもう読む前から分かってるわけですが。
うん。
噛ませ犬ってことはないでしょう、白秋ダイナソーズ。いくらなんでもね。普通の少年マンガの文法なら間違いなくここで勝つのは白秋です。
果たして結果はその通りとなったわけですが、この試合を見ていてものすごく疑問に思ったことが一つ。
ちょっとかすっただけで痣ができ、まともに食らったら骨折する峨王のパワー。
……クォーターバックが壊れる前に、その突進を止めようとするラインが全滅じゃねえ?
ていうか、普通に死ぬと思うんですけど……。
泥門の決勝の相手は一体どちらなのか? というエピソードと、もうひとつ。この巻には、ヒル魔、栗田、ムサシの出会いが語られています。
いわゆる過去編というやつですね。
こいつら熱すぎる。こんな中学生、実際にいたら嫌だ。まったく。
こんなの見せられたら、燃えるに決まってるじゃないですか!
エピソードのはさみ方が上手いなぁ。
この盛り上がりを維持したまま、とうとう決勝戦に突入です。