CLAMP / 講談社

小狼が次に辿り着いた「レコルト国」は魔術の盛んな国。その研究の為、書物も豊富で到着するなり興味津々の小狼だったが、ある本を手にした瞬間、世界が一変する! そして小狼はその中で、ある少年の物語を垣間見る! 母を愛し、父に憧れて成長する少年。だがそんな家族を悲劇が襲う! 果して少年の運命は──!?
運命は──!? っつっても、寸分も違わず予想通りな展開ですよ。
人間誰しもなにかを背負ってるもんですが、その大小が違うのはもちろん、その代償が違うのも当然で、そこに他人が口を挟む余裕は一ミクロンとて無いのであります。
「そうだ だから
知っちまったからって 俺の昔の傷を おまえが抱え込む事はねぇ」
共有することすらできやしない。
まぁ、当然と言えば当然のことですが。