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こうの史代 / 双葉社
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昭和三十年。灼熱の閃光が放たれた時から十年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の魂が大きく大きく揺れた。
最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか…


戦争、特にヒロシマを題材にした漫画というと「はだしのゲン」が思い出されますが、そちらと違いこちらは戦争当時、原爆当時を描いた作品ではありません。
「夕凪の街」は十年後の昭和三十年。「桜の国」はさらに後の平成が舞台です。
それでも、いやむしろそれだからこそ、見えてくるものもあるのですね。

この漫画を紹介するために、お話の詳しい筋や、作品に対する解説などを書くのはなんか違うと思います。
作者があとがきで言っています。

「このオチのない物語は、三五頁で貴方の心に湧いたものによって、はじめて完結するものです。これから貴方が豊かな人生を重ねるにつれ、この物語は激しい結末を与えられるのだと思います。」

もし機会があれば読んでみてください。
そして多分そのとき心に湧いたものが、平和を実現するなによりの源となると思います。
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