須藤真澄 / エンターブレイン

きらめく幾多の箱庭!! ファンタジック メルヘンの万華鏡!!
少年、少女、老人、おっさん、おばはん、神様、鬼、妖怪……
素敵な連中が織りなす箱庭世界。
表紙の女の子の視線に射すくめられ、目が離せなくなってしまいました。
帯におどる文言や、表紙裏表紙の絵柄から推察した通りのほのぼの系でした。スパイスに切なさを振りかけてどうぞ。胸がじんわりとあったかくなりますよ。
どれもこれもとても好みでしたが、「#3 メッセージ」。これ、登場人物の使う言葉が大阪弁なんですね。全編大阪弁。別に漫画に関西のキャラクタがいてそれっぽい言葉を使うというのは珍しくもないのに、それがえらい新鮮に映りました。なんでやろ。
あと、「#6 虹の泉温泉峡」の鬼がたまらなくかわいい。
いいなぁ虹の泉温泉峡。
軽〜い気持ちで読んでみて、がつんと打ちのめされました。
この人の漫画、すごくいいわ。