バップ

【本編】
【映像特典】
*『リンダリンダリンダ』スペシャル
(監督、出演者、スタッフのインタビュー・メイキング映像)
*1夜限りの“パーランマウム”ライブ
('05.7 SHIBUYA-AX)
*ひいらぎ祭“パーランマウム”ライブ
(各メンバーをフィーチャー)
*ジェイムス・イハ ストラトスフィアー・サウンド in N.Y
*劇場予告
*山下敦弘監督+脚本向井康介によるオーディオコメンタリー
【封入特典】
*32Pブックレット
*ピック型ストラップ
映画では多少の物足りなさを憶え、小説でその補完を得、ついに迎えたDVD。文句なしにおもしろかったです。
なんといっても、やっぱりペ・ドゥナ。こうして改めてじっくり見てみると、際だつなぁ。インタビューで本人も言ってましたが、留学生という役柄のため、日本語はそれほど流ちょうでなくとも良いのです。しかし、言葉で魅せられない以上、どうしても表情や仕草といった演技は高いものを求められます。
カラオケ屋での「変だよ。それ」、牛ダーツの「カルビ〜」、夜の校舎での「パンツ見えてる」、深夜の徘徊、と、珠玉のシーンをこなし、堂々と見せつけてくるペ・ドゥナには感嘆することしきりです。
そして前田亜季。うーん、やっぱいいなぁ。いつでも誰にでもにこにこ、それとなくフォローを入れ、和を大切にする典型的な日本人。そんな響子って、まともに演れば演ろうとするほど特徴が無くなってしまうのではないかと思うのですが、きちんと「山田響子」というキャラクタを立てていた辺りに感心します。あと、部屋で一人ドラムの練習をしているときの、気の抜けた部屋着&メガネにうっかり萌えたのは内緒です(笑)。
映画のときもちょっと思ってたんですが、止めたり巻き戻したりじっくり見ていると、関根史織がいい。とてもいい。美少女!という感じではないのですが、目を引くのですね。
監督が「リアルな女子」と評していますが、ほんとそんな感じ。その辺にいそう。でも、きっといない。いそうなのに、改めて見渡してみるといない。この絶妙な演技は特筆ものだと思います。
映像特典「ひいらぎ祭“パーランマウム”ライブ」での関口史織がたまらなくかわいかった。佇まいがスマートなのに、曲が始まると身体全体で演奏し、時折飛び跳ねる様がたまらなくキュート。
湯川潮音の「風来坊」がまた聴けてしあわせ。
いい声だなぁ。
はぁぁ、最高におもしろかった。