和月伸宏 / 集英社

夜明けの墓地で、斗貴子と合流したカズキ達。しかし追っ手は墓標に潜み、3人を待ち受けていた! 進むには戦って勝つしかない…カズキ達の前に再殺部隊・根来、円山、そしてキャプテンブラボーが立ちはだかる!!
少年誌では、ドラマ先行では流行らない。バトルも必要。
今回はドラマとバトルの割合が非常に上手くできてると思ったのになぁ……。
今巻はバトル、バトル、バトル!のド派手な話ばかりでした。
なんといってもカズキvs.キャプテンブラボー。
このマンガの根幹をなす部分、それが副題ともなったあの言葉。
そして斗貴子さんが作中でも言っている、あの言葉。
「ただ偏えに──偏えにありったけの想いと力を込めて撃ち貫く」
本当にこの人はこういうのを描かせたら上手いなぁ。
いや、もちろん、ちょっと前までただの高校生だった少年があんな超人的な動きができるものかよ、とか、鍛えたと言っても、キャプテンブラボーの体術は人間じゃねぇ、とか。
ツッコミどころは満載ですが、それを凌駕する魅力があふれています。