和月伸宏 / 集英社

斗貴子は、皆を守るために命をかけたカズキに代わり、蝶野と決着をつけようとするが…。完全描き下ろし『武装錬金アフター』と、特別読切『エンバーミング-DEAD BODY and BRIDE-』も収録した感動の最終巻!!
とうとう『武装錬金』も終わりかー。
あぁあ、和月さんはジャンプを離れるべきだよ。こんなにいいものを描くのになぁ。なんで『武装錬金』が打ち切られるのに、鼻毛が生き残るのか。意味わかんね。ジャンプ読者がわかんね。
『GUN BRAZE WEST』よりは随分恵まれた境遇でしたが、それでもやりきれないなぁ。
『武装錬金ピリオド』。
駆け足すぎて、ああ、もったいない。
きちんと時間をかけて描いていけば、もっとおもしろかったろうになぁ。それだけのものを持っていた漫画だったのになぁ。
できすぎだろう、と思わなくもないですし、やりすぎだろう、と思わなくもないですが、でも、やっぱり、あのラストシーンに勝るものはなくて。
最後の見開きは追加で描き下ろしたものらしいですが、僕はあれがない方が良かったなぁ。
そっちの方がぐんと世界が広がる。手と手を繋ぐ、というのは、とても偉大な行為です。
いろいろありますが、ここは蝶野の言葉で締めくくるのが一番かと思います。
世の中、きれいごとを言うのは簡単なのです。
「相変わらず謝れば済むと考えているのか
謝るなよ偽善者
ここは謝って済ますべきじゃあない─────…」