星野桂 / 集英社

日本に向かったクロス元帥を追って中国を出発しようとした刹那、アレン達に信じられない数のアクマの大群が押し寄せる!! 一方、無数のアクマを一瞬にして破壊する奇妙なモノを前に、アレンとリナリーは…!?
作者が
「この咎落ちのストーリーはとても残酷で悲しい話になりました。」
「ただこれは、裏切り者の話ではなく、兵として戦うエクソシストの話です。彼らは戦火に生きる「戦士」ではなく、兵となった人間であることを描いてて痛感しました。」
と言っています。
すごく納得できる言葉です。
こうしたものを描けるその力量を頼もしく思います。バトルすることでそこにドラマを織り交ぜる。うまいなぁ、と素直に感心してしまいます。
それにしてもきれいな絵だなぁ。
きれいというよりは、スマートという方が似合うかな。
あれだけ描き込みをしていても、画面をうるさく感じないのはすばらしい。