原作:滝本竜彦 漫画:大岩ケンヂ / 角川書店

ニート、ここに極まれり!
ネトゲ中毒、マルチで借金、ひきこもり佐藤君の運命は!?
はじめは絵も上手いし、原作の雰囲気をいい感じでハイテンションに引っ張り上げていて読みやすいし、原作モノにしてはよい出来だと感心していたんですが。
なんつーか、引っ張りすぎ?
駄目人間百科として読むと確かにおもしろいんですけど、「NHKにようこそ!」は、佐藤君の駄目っぷりと岬ちゃんのズレっぷりを勢いに任せて読み進み、そのスピード感があるからこそあの結末に持って行けたんだと思うんですよ。
どうすんのかな……ラストは原作とは違うんだろうか。
ちょっと間延びした感があって心配です。